今、私の念頭にあるもっとも重要な事項、それは「会員一人ひとりの幸福」です。
多様な生活様式あふれる現在、個人の幸福も一様ではなく、様々な種類の幸福があると感じます。青年会議所活動・運動においては、その一つとして個人の資質向上を標榜しています。私は資質向上とは自己実現の達成を促し、自己実現はそれぞれの幸福につながるものであると信じています。なぜなら、個人の能力を底上げすることで、家庭、仕事、JCなど様々な場面での目標達成が可能となり、自身が社会で活躍できているという実感へと繋がるからです。
一方で、資質向上や自己実現が直接的に幸福につながらない会員が居るのも事実です。だからこそ、青年会議所が求めるものと会員個人が求めるものが歩み寄れる風土づくりを行い、地域の未来のために資質向上を図ることが必要となります。「会員一人ひとりの幸福」は明るい豊かな社会に繋がると信じ、それぞれの目標達成のために、会員が目標をもって参加でき、周りもその目標をサポートすることによって自己実現ができる組織を目指します。
まちづくりのためには、青年会議所だけの力ではできる事業に限りがあります。そのためにも市民参画を促すことが必要です。多くの市民は社会貢献や地域づくりを”他人ひと事”だと感じており、”自分事”として捉えることができていません。このような方を事業に巻き込むことによって、より地域づくりが盛り上がる甘楽富岡地域を作ることができます。
しかし、今まで社会貢献に興味を抱いていない方々を巻き込むことは一筋縄ではいかないのも事実です。このような方々を参画させるには、なぜ社会貢献活動に興味を抱けないのかを知ることが肝要です。今後、多くの市民とともに社会貢献を進めるためにも、多様な意見を対象者から集約しておく必要があります。そのためにも、まずは他の地域貢献団体と連携することが重要です。
そして、その意識調査をもとに、多様な市民を巻き込むような事業を提案します。
武田信玄が残したとされる言葉に「人は石垣、人は城」という言葉があります。これは街や地域という概念においても同様です。地域貢献を考えたとき、教育とそれらは決して分離して考えるべきものではありません。
ひとを作る役割はその多くが家庭に依存しています。家庭内でのコミュニケーション不足は長らく問題視されてきました。核家族化が進む昨今、世代間の分断が進んでおり、大人は子どもの考えがわからず、子どもは大人との対話を拒んでいるような状況です。これらを解消するためには、家庭学の普及と安全基地となれる家庭を地域に増やす必要があります。
青年として、自分と自分たちの子どもの世代の未来をより良くする事業を提案します。
昨今の会員減少に伴い、ここ数年、富岡青年会議所は事業系の委員会が一つという状況でした。しかし、さらなる拡大実現のためには組織の認知度向上が重要事項となります。組織を多くの人々に周知してもらうには、市民の心に残る事業を展開する必要があり、より多くの公益事業を行う必要があります。
そのためにも、公益事業を実行する委員会を増やし、事業を行うことをもって組織の認知向上につなげたいと考えます。そのためには、今まで取り組んだことのないような新たな価値観を提案することによって、今まで青年会議所という団体を聞いたことも無いような人々への認知を広げる必要があります。そのためにも、多くの公益事業に取り組むことを目指します。
青年会議所に入会し、数多くのことを勉強することができました。仕事だけでは、知ることができなかったことや、触れることのない多くの経験を積むことができました。また、一方で自分が元から属しているコミュニティから流用できる手法も多くあるように感じています。
現在の富岡青年会議所は変化をしなければいけない状況にあります。今の現役世代から見ても、これから青年会議所に入会できる年齢になるであろう世代は大きく考え方が変わってくるでしょう。富岡青年会議所が今後も存続するためには、先輩諸兄が築き上げた伝統を尊重し、次世代の人々にとって魅力ある組織となる必要があります。
私を⽀えてくれる仲間たち、これまで成長させてくれた富岡青年会議所に感謝し、第63代理事長として未来の富岡青年会議所への橋渡しとなれるよう一年間邁進することをお誓いし、所信といたします。